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究竟の地 - 岩崎鬼剣舞の一年 (2008/ DV/ 161min/ カラー)
- 製作:愛知芸術文化センター
- 監督・撮影・編集:三宅流 / 語り:豊川潤 / 整音:種子田郷
- 出演:岩崎鬼剣舞保存会ほか
岩手県北上市の、岩崎という農村地域に古くから伝わる郷土芸能「岩崎鬼剣舞」。岩崎に生きる人々の一年を追い続けたドキュメンタリー。鬼剣舞の人々の多くは兼業農家で、大工や職人が多く、日々の労働をこなしながら、公演活動や、後進の指導にあたっている。岩崎では、鬼剣舞の人のみならず、地域の人たちは保育園や小学校から鬼剣舞を習うので、ここに住む人たちは皆鬼剣舞を体験しており、踊ることができる。生活と密接に繋がっている芸能と、地域の人々全体で共有される芸能の姿は、現代社会に生き、共同体、身体性を失いつつある私たちに普遍的な問題提起を投げかける。
- 山形国際ドキュメンタリー映画祭招待作品
『朱鷺島』 - 創作能「トキ」の誕生 – (2006/ DV/ 94min/ カラー)
- 監督・撮影・編集:三宅流 / 整音:種子田郷
- 出演:津村禮次郎、藤本吉利、藤本容子、小島千絵子、金城光枝ほか
佐渡の朱鷺をテーマにした創作能『トキ』の誕生から公演までを追ったドキュメンタリー。観世流能楽師の津村禮次郎さんが、佐渡の子供たちの詩をもとに謡を構成し、他の能楽師たちや、佐渡の鼓童/花結のメンバーと打ち合わせながら作品を練り上げていき、さらに地元の人たちが手作りで薪能公演の準備を行っていく姿をカメラはとらえる。そして、いよいよ佐渡の能舞台で本番を迎える。
面打/men-uchi (2006/ DV/ 60min/ カラー)
- 監督・撮影・編集:三宅流 / 整音:種子田郷
- 出演:新井達矢、中所宜夫、津村禮次郎ほか
22歳の若手面打、新井達矢が能楽師・中所宜夫から依頼され、一つの能面を製作し、その面が能楽公演に使用されるまでをとらえたドキュメンタリー作品。ナレーションやインタビュー等、言葉による説明を一切排し、ひとつの四角い木の塊が削られ、剥がされ、次第に表情を帯びていく様をひたすら見つめ続ける。沈黙の作業空間に、ただ鋭利な刃物が木を刻んでいく音だけが静かに響きわたる。
- ゆふいん記録・文化映画祭松川賞
- 面打 men-uchi のDVDが発売されました。詳細はこちら
白日 (2003/ 16mm/ 27min/ 白黒)
- 監督:三宅流 / 撮影:与那覇政之 / 美術:江連亜花里 / 音楽:猿山修
- 出演:豊川潤、安藤朋子
沈黙劇。眼球に強い衝撃を受けた男。視覚の亀裂から狂暴な光が決壊し、男を襲う。男は意識の深淵を垂直に向かい、死に近接していく。その中で男が出会う様々な幻視。海辺の絞首台の周りを回り続ける女。テーブルの水差しに滴り続ける水滴。そしていつしか男もその周りを回りはじめている。永遠が一瞬に凝集し、一瞬が永遠を内包するかのような時間体験。モーリス・ブランショの「白日の狂気」からインスパイアされた作品。様々な物語の構築を観客の側に委ねられた作品。
- モントリオール国際映画祭招待作品
- Recontres internationale Paris-Berlin招待作品
- インディーフォーラム2004招待作品(韓国)
非在者 (1999/ 16mm/ 54min/ カラー)
- 監督:三宅流 / 撮影:与那覇政之 / 美術:江連亜花里、小椋隆弘 / 録音:大島宏樹
- 出演:帯谷有理、石川ふくろう、市川淳、金田弘明、上田雅美ほか
「意識=存在」というテーマを思索し続けているひとりの男。男は部屋を一歩も出ないが、男の思索の変容に応じて部屋の内部が変化していく。壁が解け落ちたり、床に白紙の五線紙が広がり、天井から弦で繋がれたピアノが出現したりする。そしてそれに伴い、大勢の幽霊のような幻想的他者が出現し、次々と男に語りかけ、「意識=存在」をめぐっての議論が続いていく。そして男がついに、意識のゼロポイントまで立ち返り、原初から存在をやり直そうとする時男が目の当たりにした光景とは…
蝕旋律 (1998/ 16mm/ 30min/ 白黒)
- 監督・撮影:三宅流 / 美術:江連亜花里、小椋隆弘 / 照明:神戸千木 / 音楽:成田護
- 出演:吉川夏子、星野里佳、岡本真理子、原仁美、吉村麻理子ほか
身体表現と空間造形美術の融合によって作られた映画。コントラストの強いモノクロームな空間の中をダンスパフォーマーたちが蠢く。鏡の破片を敷き詰められた床の上を這い回る全裸の女性。無数の糸にからまれながらその中でもがくパフォーマー、身体感覚をモチーフにした様々な象徴的なイメージが連なっていく。観客に原初的な皮膚感覚を、視覚によって喚起させていく映画。
- メディアウェーブ国際映画祭招待作品(ハンガリー)
- イモラ国際短編映画祭招待作品(イタリア)
- キリンアートアワード2000入賞
- イメージフォーラムフェスティバル1999入賞
神経節衝動 (1997/ 16mm/ 20min/ パートカラー)
- 監督・撮影:三宅流 / 美術:江連亜花里、小椋隆弘 / 録音:大島宏樹
- 出演:星野里佳、福田玲子、西野葉子
ダンスパフォーマンスと鏡像の融合による映画。1人の女性パフォーマー、そして1人のその鏡像。3人の女性パフォーマー、そして3面鏡による3人のその鏡像。実像と鏡像が増殖し、氾濫して行く中で彼女たちは存在の個別性を失い、像のカオスとなっていく。

時間軸のゆらぎ (1995/ 16mm/ 5min/ パートカラー)
- 監督・撮影:三宅流
- 出演:石川ふくろう、相生尚子、望月康代ほか
一定速度の時間感覚が突然壊れる一瞬の意識を劇化した作品。即興的に撮られたイメージとモノローグによって構成されている。
